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東京バレエ団創立45周年記念公演「シルヴィア」

東京文化会館で東京バレエ団の公演「シルヴィア」を見てきた。祭典枠の席だけど、ポリーナ・セミオノワのファンなのでそうでなくてもチケットは取ったと思う。と、ここで、1月のサラファーノフゲストの「ラ・シルフィード」がセミナーのため見られなかった(しかもチケットさばけなかった)ことを思い出して【暗】。まあ自分で選んだんだから仕方ないけど。今日はチリの大地震の影響で津波を警戒して運休した電車が多くて、東バの熱烈なファンの某女性が公演をあきらめたとTwitterで呟いていらした。こちらの方がお気の毒。

で、今回の公演。どうしても2008年のロイヤルの公演と較べてしまいますな。私が見たのはヌニェス&ペネファーザーの日だったけど、オリオンがソアレスという充実のキャスト。エロスのハーヴェイもかなり良かったし、これだけいいダンサーが揃った上アシュトンのお膝元のロイヤルが40年ぶりに復元したという話題の演目だったから、相当楽しめた。東バはチャレンジャーかなと正直思ってしまう。復元はロイヤルと同じニュートン氏だから基本的に「同じ」なんだけど・・・。

ポリーナは相変わらずの美女っぷり。テクニックが安定してるので、彼女が踊ると振付けが簡単に見える。色気がないタイプなのでアミンタに恋する前のシーンではちょっときつく見えたけど、エロスの矢を受けてからどんどん変わった。演技が身に付いている。私は彼女の姿勢の良さ、動きの機敏さ・シャープさが好きなんだけど、古典的なバレエにおいては線に情緒がないかなーと思う。余韻とかしっとり感とか。ザハロワ様が醸し出すような。3幕のお姫様風チュチュはめちゃくちゃ似合って可愛かったけど。

ピクチャ 1

ゴメスは始めて見た。ブラジル生まれのイケメンで適度にマッチョな素晴らしい体をしているけど、アミンタって「いい青年」てだけで影の薄い役なので、せっかくABTから来てくれたのにもったいない感じ。むしろオリオンの方がキャラクターがはっきりしていて、印象に残るのだ。高岸さん良かった。

ピクチャ 2

舞台装置、衣裳はベルリン国立バレエ団より借りたもの。2幕のオリオンの洞窟(オリオンは海の王じゃなくて悪しき狩人、彼がシルヴィアを閉じ込めたのは海底じゃなくて島の洞窟でした)のセットがちゃちな感じがしたけど、それより全体的に舞台が狭い感じで違和感があった。借りた装置が舞台に合わなかったのかな。衣装は可愛くできていたけど、エロスの全身タイツは評判悪かったようですね。ハーヴェイと後藤さんが同じ役を演じているとは思えなかったもの。

ピクチャ 3

会場でもらったフライヤーに東バの8月の「ベジャール・ガラ」にニコラ・ル・リッシュの「ボレロ」が出るとあって、ちょっとびっくり。そろそろ次を考えて外に出てくるんでしょーか。私は見たいです。ついでに「ドン・キ」のゲストはシムキン君とのことで、チケット売れそうな感じ。

「シルヴィア」(全3幕)

振付:フレデリック・アシュトン
復元:クリストファー・ニュートン
音楽:レオ・ドリーブ
振付指導:クリストファー・ニュートン、アンナ・デリシア・トレヴィエン
◆主な配役◆
シルヴィア(ディアナのニンフ):ポリーナ・セミオノワ
アミンタ(羊飼い):マルセロ・ゴメス
オリオン(邪悪な狩人):高岸直樹
エロス(愛の神): 後藤晴雄
ディアナ(狩り、純潔の女神):高木綾
【第1幕】
シルヴィアのお付き:乾友子、高木綾、奈良春夏、吉川留衣、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、加茂雅子
【第2幕】
オリオンの女官:吉川留衣、河谷まりあ
奴隷:高橋竜太、岡崎隼也
【第3幕】
山羊:河合眞里-松下裕次
シルヴィアのお付き:乾友子、奈良春夏、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、加茂雅子、小川ふみ、二階堂由依
ケレスとイアセイオン:吉川留衣-梅澤紘貴
ペルセフォネとプルート:佐伯知香-平野玲
テレプシコールとアポロ:小出領子-長瀬直義
指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
◆上演時間◆
【第1幕】 15:00 ― 15:45
【第2幕】 16:05 ― 16:30
【第3幕】 16:50 ― 17:25

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