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皇室の名宝-日本美の華-2期 正倉院宝物と書・絵巻の名品

私も書きまーす。日曜の夕方、東京国立博物館で開催中の「皇室の名宝-日本美の華-」展第2期を観てきた(11/29マデ)。日曜は6時まで開館しているので、夕方は狙い目。入場に行列は無論なく、人垣ができているところは飛ばしてランダムに見ていったら、結果的にまんべんなくじっくり鑑賞できた。閉館間際はガラガラ。《春日権現験記絵》くらい、行列に参入したのは。

第1章「古の美 考古遺物・法隆寺献納宝物・正倉院宝物」
 やっぱり今回の主役は正倉院宝物!ですねえ。《螺鈿紫檀阮咸》の背や竿の、見事な螺鈿細工。阮咸(げんかん)て琵琶ですよね。あれって結構激しく鳴らすものだと思うんだけど(奈良時代は違う?)、貝や琥珀を背の曲面にあんな風に貼付けて、剥がれないなんて(修復はされているが)。鮮やかな紅は何ていう貝なのかと思っていたら、琥珀の下に彩色されているらしい。鸚鵡の羽根の模様が非常に繊細で、まあ双眼鏡で眺める甲斐がおおいにあること。目の保養〜。《平螺鈿背円鏡》、これは貝と琥珀の文様の隙間にちっちゃな青い石が埋め込まれていて、拡大して見ると恐ろしく綺麗。青金石とトルコ石を細かく砕いた粒に金粉が混ぜているらしいですね。光モノ好きなのでぞくぞくした。《沈香木画箱》はびしっとした矩形と細かでシャープな紋様に加えて、香木が貼付けられているというのが優雅で素敵。《黄金瑠璃鈿背十二稜鏡》は緑と黄の鮮やかな七宝釉がつやつや。七宝、いいですねー。さっき友人からのメールに七宝の指輪を下絵から作ってもらっていると書いてあって、うわあおしゃれ〜と感心したところ。テーマを見て笑ったけど、ここには書かない。

20091117_01《螺鈿紫檀阮咸》

第2章「古筆と絵巻の競演」
 書はわからないと言うか全く読めないけど、好きなタイプってあるもんだと思う。小野東風や藤原行成と並ぶ三蹟である藤原佐理とやらの字が美しいなあと眺めていたら、この人は残っている書のほとんどが言い訳、詫びの内容なのだと友人に聞いて、笑った。また、すらすらと優美にくずした細書きの書が美しい料紙に載っている様は、なんとも風情があって好い。

20091117_02伝藤原行成筆《粘葉本和漢朗詠集(部分) 》唐紙が...

《春日権現験記絵》《蒙古襲来絵詞》をうやうやしく拝見。

 
第3章「中世から近世の宮廷美 宸翰と京都御所のしつらえ」
 宸翰(しんかん)、そんなものが見られるなんてなんとも不思議な気持ち。伏見天皇宸筆《伊勢物語絵巻 詞書断簡》は装飾料紙に描かれていて、「楚」「須」「衣」「閑」「野」の“葦手(あしで)”が見られる(勉強になります)。《源氏物語図貝桶・合貝》や蒔絵の硯箱・香箱は皇室っぽい美しく雅やかな品。金屏風でいっぱいの部屋があって、ここはキンキンしていて皆同じに見えてしまったけど、絢爛豪華だ。日本文化の華やかな一面に圧倒される。

第4章「皇室に伝わる名刀」
 私の場合一番わからないのは刀。東博常設でよく見てるけど、本展のはやや生々しい感じがした。名刀だからでしょうね。

美しいものを堪能できて、満足。しかし奈良時代の人々の高い美意識はどこから来たんだろう。人間は進化する生き物だけど、毎週のように美術展を見て回っている私なんてロクなセンスを持っていないのに。

コメント (6)

私達も月曜日に行ってきました!
最初から順番にって意識しなければ
かなりじっくり堪能できました。
正倉院凄かったですね。

書は読むのではなく存在をアートとして
楽しむくらいしか自分には出来なかったです。
保存状態の凄さには驚きました。

息子が聖徳太子像に「自転車ください」と
御願いしていたのには思わずのけぞりました。

わたしは刀は全然理解できませんでした。
もう受け付けない感じ。なんでだろう。
書は一枚のデザイン画としてバランス等を見てました。
外国人もそういう見方なんだろうなぁ。
1期も2期も七宝が良かったですね。
中学の美術の授業で七宝焼のブローチを作りましたよ。
わたしが描いたのはなんとユニオンジャック!!
当時ブリティッシュロック(Queenとか)命だったから。
我ながら上手くいって、先生にも褒められたのだ。

奈良時代にこれだけの美を求めることができたのは
ほんの一握りの特権階級の人だけでしょうね。
それに比べれば、私たち庶民も毎週のように美に触れることができる現代は、ほんとにいい時代です。
あっ、ogawamaさんは庶民じゃなかったですね~

ogawama:

>せいなさん
聖徳太子に御願い!可愛い〜〜
そうそう書を見て思ったけど、墨って長持ちするもんですね。
滲みのない流麗なラインを双眼鏡で眺めて、ひどく感心しました。

正倉院のお宝は、もう・・・
あの時代にあれって、もう異次元です。

ogawama:

>さちえサマ
キミは絵心あるし器用だから、もの作りに向いているんじゃない?
今から、何かはじめたら?
Y画伯に弟子入りするとか!

ogawama:

>一村雨さん
ほーんと、見ても見ても美しいものはなくならなくて、むしろ知れば知るほど見たいものが増えてきます。
いい時代です〜。
これであくせく働かずに済めば。。。

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