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夢と追憶の江戸 -高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展-

三井記念美術館で開催中の「高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展」に行った(11/23マデ)。すでに評判が高いのでいいものが見られるんだろうなあと思っていたが、想像以上に綺麗に色が残ったコレクションで、ぼーっと見入ってしまった。経済学者である故高橋誠一郎氏のコレクションは慶応義塾に委譲され、今回創立150年記念事業として16年ぶりに公開されたのだとか。そう言えば、去年同じく150年記念事業のイベントで三田演説館に入らせてもらった。歴史のある大学っていいなあ。

ふだんは常設の茶器など拝見してから企画展に臨む三井記念美術館だが、今回はいきなりガラスショーケース内に菱川師宣。間髪置かず鈴木春信。東博の常設などを見る時も、春信があるかないかで私の好感度がかなり上下するのだが、これは正しい。しかも《廊下相撲》なんて子供を描いた作品。いーわねー春信のこどもは。歌麿の美人画に北斎、広重、写楽と「王道」が続く。ここまでは掴みの部分だけど、全くもって完璧。

ミニ茶室まで茶器がとっぱらわれて高橋氏関係資料でいっぱいだったのには驚いた。

このあと90点近くの作品を堪能。もちろん春信や歌麿はもっとあったし、窪俊満とか鳥分斎栄之とか何となく憶えていてもうちょっと見たいなと思っている絵師もいるし、小林清親まで見られるので「満遍なく」感が強かった。どれも状態が良いし。しかし最もインパクトがあったのは月岡芳年の肉筆画。《日向の景清》、すごい〜。盲目の景清が月夜に琵琶を弾く。訪ねてきた娘に昔語り。ほとんど墨絵だったような気がするが、陰惨で情念の籠った迫力のある画で、また芳年を見直してしまった。となりに河鍋暁斎の肉筆《おいわ》もあったけど、こっちは今ひとつ。

この展覧会は前・中・後期に分かれているけど、1回行けばいいかなあと思っていた。しかし芳年のアレを見ちゃうと、ちょっと・・・。次回も肉筆あるんですよね。図録で確認してくればよかった。

コメント (8)

こんばんは。

前期に行ったら
全期とも行かなくては
ならない気分にさせる
展覧会。。。困ります。

最初の部屋の展示作品が見事でしたね。
自慢の作品を並べたのでしょうね。

ogawama:

>Takさん
ぐるっとパスを少なくてもあとひとつは買おうかと...。
「ナイトミュージアム」知りませんでした。
それだわ!

ogawama:

>一村雨さん
そうそう、最初の部屋も総展示替えだと思うとやっぱり見過ごせませんね。
経済学者で浮世絵コレクター、何て粋な先生だったのでしょう、高橋氏。
教育に携わる方は豊かな内面をお持ちなんでしょうね。

遊行七恵:

こんばんは
この浮世絵展は貴重ですよね~
すごく楽しめました。
高橋先生肖像画のバックがこれまたナイスです。
芳年の景清はもうホント予測もしてなかったから、すごくドキドキしました。

ogawama:

>遊行七恵さん
肖像画、微笑ましかったですね〜
あれが氏のイメージなんでしょうね。
本当に浮世絵が大好きで、収集されていたのでしょう。
こんなに展示替えにドキドキする展覧会は、ないかも。

ご来場いただきありがとうございます。
本展覧会をご評価いただき感謝しております。
このページを当方のサイトでご紹介(リンク)させていただけないでしょうか。
ご検討ください。よろしくお願いいたします。

ogawama:

>慶應義塾創立150年記念事業室さま
光栄でございます。
メールお送りした方が良いのでしょうね。
いよいよ10/14(水)から中期展示はじまりますね。
半券で「リピート割引」ってうれしいです!

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