サントリー美術館で開催中の「小袖 江戸のオートクチュール」展に行った。着物を着ないのでたいして面白くないかなあと1時間の見積もりで訪れたが、いやいや素晴らしいの何のって!初公開の、松坂屋京都染織参考館の貴重なコレクション。意匠を凝らされた着物はいくつ見ても全然飽きない。音声ガイドに足を止められたのもあるけど、後半(婚礼衣装のあと)は駆け足になってしまった。
直線裁ちの小袖は格好のキャンバスになる。刺繍・箔押し・絞り・型押し・友禅など技法によって表現の仕方が少しずつ変わってくるけど、花鳥風月その他諸々、豊かな日本画のモチーフをふんだんにあしらった上、斜めのラインなどをデザインに取り入れ、美しさを競う。私は細かい細工が好きなので特に刺繍の見事さに感心したけど、絞り染めの面白さとか友禅の多彩さも複雑な文様に一役二役買っている。発注する人のセンスの見せどころだ。これ素敵。ああこれも綺麗。こんな感じで1枚1枚ため息をつきながら見入ってしまった。昔の日本人のお洒落の知恵と情熱は、素晴らしいなと。ファッションブックならぬ雛形本とそれを元に仕立てられた小袖、という展示もあって、一層その思いを強くした。
大胆な柄の浴衣や、夏物の麻や絽はとても涼しげで、三井記念美術館の「NIPPONの夏 」に続いて季節感を感じた。この2展は併せて観るのにちょうどよい取り合わせかも。最終コーナーには小袖を収集した洋画家・岡田三郎の絵とか、能面に能衣装、屏風、そしてなんと更紗の小袖なども。インド木綿も着物に仕立ててしまう自由度が素敵だ。バラエティに富んだ展示で、最後まで楽しめた。
和服(浴衣含む)で行くと300円割引。私は中(8/13-9/1)・後期(9/3-21)も行こうと思っているので、リアル知人の方声をかけてくださいね。会員証持っているので1名同伴無料、茶をおごれとか申しません♪


コメント (6)
やはり、よさげですね。
東博の能装束とかすごく好きなんですよ。
期間が会えば、同行させてください。お茶とかケチなこと言いませんよ、ビール
一杯くらいはごちそうします。
投稿者: あおひー | 2008年8月 4日 20:42
日時: 2008年8月 4日 20:42
>あおひーさん
能って面白そうですよね。
最近歌舞伎にはまってきているので、次はこっちもと思って、手軽な野外イベン
トのチケットを取ったりしてます。
小袖は、日本人の手仕事は、素晴らしいです!
ビールはうれしいな。あとで空いている日をお知らせしますね~♪
投稿者: ogawama | 2008年8月 4日 20:44
日時: 2008年8月 4日 20:44
これは、早くいかなければ!
これと、次回のピカソの為に、会員になることを思案中です。
投稿者: marco | 2008年8月 4日 20:47
日時: 2008年8月 4日 20:47
>marcoさん
そうです、ピカソもあるので私も会員になったのです。
音声ガイドを無料で借りられますよ。
明日からフェルメールだし、ああ、どきどきする展覧会ばかりですね!
投稿者: ogawama | 2008年8月 4日 20:49
日時: 2008年8月 4日 20:49
こんばんは。
これは予想に反してとても良かったです。
男二人で出かけたのが唯一のマイナス点ですが…
サントリーさんと松坂屋さんに感謝感謝です。
投稿者: Tak | 2008年8月16日 01:17
日時: 2008年8月16日 01:17
>Takさん
サントリー、会員になっておいて良かったです。
あんまり好かったので、機会があれば何度でも行くつもりです。
あれだけの数のコレクションを今まで非公開であたためていたとは・・。
松坂屋染織参考館、すごい!
投稿者: ogawama | 2008年8月16日 07:08
日時: 2008年8月16日 07:08