一週間が早い。見たことはさっさと書くのが身上なんだけど、無理。追いつかない。
先週のあの電車が止まった強風の日曜日は、さすがに出かけるのが億劫だったけど芸大に行った。第56回卒業・修了作品展をやっていたのだ。去年は松井冬子さんと冨谷悦子さんを拝見できたことで非常にお得感があったが、今年は特に知った名はなかった(不勉強なので)。印象に残ったのは小池真奈美さんの「ねぇ、どんな夢みたの?」「天狗裁き」「花魁」。和風の油彩、着物の女の子が拘束されていたりして、可愛いけど妖しい。古河朱里さんの「silent hill」。3点ほど出ていたと思うがこれが断然気に入った。紫がかったグレーの丘の廃墟、手前の建物からオレンジの淡い光がこぼれていて、とても綺麗。河村好恵さんの版画。花飾りとか服(だったかな)。精緻だけど作り物っぽい。ご本人のサイトはこちら。作品は素敵なのに、サイトデザインがちょっと見にくいかも。
さて外出の本来の目的はルーヴル美術館展なのだった。髪を逆立てて都美に辿り着いたのが14時くらいだったろうか、どう考えても激混みな時間に行くあたり、やる気が全くない私。消化試合だ。でも春の嵐のせいか入場行列はなかったし、ちょっと辛抱すればすぐに最前列に入れる程度の混み具合。 気楽にぶらぶら見て回ったら、結構楽しかった。「塩入れ」とか私は好き。ベルバラ世代なのでポンパドゥール夫人よりデュ・バリー夫人の肖像におおと思った。貴婦人の髪型なんかを描いた風刺画、あれは子供の頃家にあったシンデレラの絵本に似ていた。姉さんたち不細工〜と思っていたものだ。
さて館内でまた芸大卒展に出会う。なんだ、都美と芸大で分かれていたのか。ルーヴル展の勢いでさっさと見て回る。作品の傍らに展示された学部卒業生の自画像が面白い。彫刻科の人は、ドローイングが巧いと思う。皆さんイケていた。彫刻自体は今いちピンと来なかったが、こんな可愛い作品があった。
このあと東博に行けば良かったんだけど風と寒さにうんざりしていたので、新丸ビルの成城石井に足をのばしてワインとおつまみを買い込んで、帰宅。天気の悪い日は家にいたい。