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わたしいまめまいしたわ

東京国立近代美術館で開催中の「わたしいまめまいしたわ 現代美術にみる自己と他者」展に行った。LJUさんのレビューを拝見して「よし、色々考えてこよう!」と飛び込んだのだが、正直言って脳内の焦点はずっとボケたままだった。でも意外と満足感あり。展示数が多く作品タイプが多岐に渡っていて、力を感じる未知の作家に出会えた。それにC/Pがすごい。420円で常設と国吉康雄展と、おまけに工芸館まで見れちゃうなんて、良いのでしょうか。
「1.わたしはひとりではない」では戦前の日本画家の自画像があって、浜口陽三の裸婦ドローイングがあって、正当派。証明写真を100組400枚撮った澤田知子さん、あれだけ化ければ自分に合う髪型やメイクをとことん究明できるなと、アートに関係なく妙な感心の仕方をした。「2.アイデンティティの根拠」は難解。並んだ電報を見てうーん(?)と唸る。宮島達男さんが1点あり。「3.暗い部屋と「わたし」」は山中信夫さんのピンホールカメラの写真1点で、これは好印象。「4.揺らぐ身体」では草間彌生さんや日高理恵子さんの大作品が並び見上げてクラクラ。来た、めまいが。次の「5.スフィンクスの問いかけ」というコーナー(唐突だなあ)。当然舟越桂さんと、フランシス・ベーコン。ちょっと怖い。「6.冥界との対話」では版画や写真に混じって草間さんの強烈に怖い布作品とビル・ヴィオラが貫禄を出していた。映像作品て冗長になりがちだけど、ビル・ヴィオラは鮮烈だとあらためて思う。《追憶の五重奏》。「7.SELF AND OTHERS」は牛腸茂雄さんの写真60点組、被写体がもろカメラ目線で妙に新鮮だ。1枚1枚見入ってしまう。「8.「社会と向き合うわたし」を見つめるわたし」はちょっと毒のある作品たち。目が疲れていたので高峰格さんのクレイアニメビデオをぼ〜っと眺めて出てきた。うん、結局何を見たのかはっきりまとまらないのだけど、現代アートにたくさん触れたなあと達成感あり。

常設は相変わらず良い。須田国太郎の《書斎》にあらためてうっとり。福田平八郎の《雨》に再会してにこり。三瀬夏之介《奇景》、、、すごい画を見てしまったなあと、なぜか逃げるように展示室を後にした。

 そういえばこんな「自画像」もあった...

コメント (4)

あべまつ:

こんばんは。
私も先日母と一緒に近美を楽しんできました。
不思議な鑑賞で、現代アートと、近代日本画と、洋画を
同じ場所でガッツリ見た気分になりました。
とどめは工芸館で、ヘトヘトになったのでした。
常設のパスで見られたのは、ホント、嬉しい限りでした。

>あべまつさま
コメントありがとうございます!
散漫なようでいて、変に濃い企画でしたね。
私のアート鑑賞歴は本当に浅いのですが、「ふーん」とか言って見てる自分はなんだかすれちゃったなあと思いました。
工芸館は年末に行ったのでパスしましたが、全部あわせるとすごいボリュームですよね。

こんにちは。
私が出かけたときは入館料無料だったので
もっとお徳でした。
私も全体のコンセプトは何だか分からなかったのですが、
ひとつひとつの作品はとても楽しめました。

>一村雨さん
不思議な取り合わせの展覧会でしたね。
私はうーんと唸りつつも「2.アイデンティティの根拠」のところが一番好きでした。無機的な造形作品がタイプなのです。
実はもう1回行こうと、カレンダーの無料の日のところに「近美」と入れてあります。

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