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西本願寺拝観

永徳展の前日、西本願寺の書院を拝観することができた。京都遠征初日のメインイベントだ。通常非公開なのでそんなに都合良く見られるはずはないのだが、これもTakさんのご尽力のおかげ。

西本願寺は浄土真宗本願寺派の総本山であり、秀吉が現在地の寺地を寄進した。その壮麗さに秀吉の威光を偲ぶことができる。まず「対面所(鴻の間)」(国宝)。203畳敷きの巨大広間、加納派・渡辺了慶による障壁画が重厚。振り向けば南能舞台。遠近法を逆手に取った仕掛けなどもあり、何ともドラマチックだ。桃山文化の代表的な書院建築。ふんふんと頷きながら「雀の間」(国宝)へ。対面所隣の小さな控えの間。竹やぶに雀、天井には36種のお花。蝶のように軽やかな雀と繊細な竹のシルエットに心が和む。立ち去り難い。そして「雁の間」(国宝)には飛び立ち、巣に還る雁の姿。ここの格天井の絵はそよぐ草花(鉄線??)の連続画で、他の部屋のようにパネルごとに独立していないのが面白い。雁の飛ぶ姿と相まって流れを感じる。欄間の雁の透し彫りごしに隣の部屋の月が垣間見えるという趣向も。その「菊の間」(国宝)では垣根のうしろに菊や秋草、がいくつも。金地が眩しい。これも了慶作とか。格天井も金地ですべて図柄の違う扇が無数に描かれており、見てきた部屋の中で特に華麗。

さて「白書院」(国宝)だ。対面所の北裏、賓客を迎える正式の書院。三の間である孔雀の間の白孔雀の襖は九州国立博物館の「本願寺展」に貸し出し中だった。ここは畳を剥がすと能舞台になる仕組みで、床下に仕掛けがある。一の間・紫明の間はとても凝った造りで、上段には付書院、床、違棚、張台構。壁面は格調高く中国の故事が描かれている。とても状態が良い。白書院の北側の北能舞台(国宝)は日本最古の屋外能舞台だが、現在は使われていない。

ややエキゾチックな虎渓の庭を眺めながら「狭屋の間」の格天井《巻子・冊子・色紙図》+猫一匹を鑑賞。昔々書物は希少な宝物だったので、鼠除けの猫が睨みをきかせていたというわけ。遊び心だ。

金閣、銀閣とともに京都三名閣の一つである「飛雲閣」(国宝)も外から見学。左右非対称の変わった造りだが不思議と調和が取れていて美しい。周囲の池に映る空と雲がオーラのようだ。私はこの角度から見た姿がお気に入り。

唐門も見て拝観終了。桃山文化の美意識を堪能した。胸いっぱい、大変に満足。Takさんに深く深く感謝です。

コメント (2)

Tak:

こんばんは。
お役に立てて光栄です。

また次回京都へ行かれる際も是非。

>Takさん
おかげ様でいい思いしました〜。
「金いろの雲」のコピーといい、細やかなお心遣いに感謝感激です。
また、なんてそんな...♪

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