takさんのところで未完の「続・無残ノ介」完成!というお知らせがあったので、練馬区立美術館の山口晃展に行って来た。8/17の初日レセプションは仕事で行けなかったし、9/2のアーティストトークはおバレエ(新国立でボリショイ&マリインスキー♪)が重なっているので行けない。8/25のトップランナーを見損ねたのは自分が悪いとして(テレビ全然見ないから...熊川さんの時は見たけど)、何だか妙に縁の薄い作家さんだ。そう言えば、ミヅマのトークショーの時も何かがあって行けなかったなあ。プライオリティ低いわけじゃないんだけど。
と、前置きが長くなったけどこの展覧会、すごく面白かった。去年の束芋展に匹敵する。商業的な大和絵ふう作品(根津神社三百年大祭とか成田空港のとか)では完成度の高さ故かあんまり意識させられなかったけど、山口さんてめちゃくちゃ巧い。受付で「2階からご覧くださーい」と言われて向かった階段でまず出会ったのが、トップランナーのライブペインティグで描かれたという巨大な無残ノ介。荒々しい墨? の描線が何ともカッコ良くて、私はここでもう立ちすくんでいた...。
「続・無残ノ介」、面白い!形は漫画だけどトーキー映画のようなレトロさとか日本画の風情とか1枚の絵画としての美しさとか、たくさんのイメージを持っている。無惨刀って指輪物語の指輪みたいなものだ。山口さんが指輪物語の原画を描いてアニメ化したら、すごくいいものができると思う。ま、今更って感じだからあくまで喩え話として。しかし無残ノ介の表情を失った表情は迫真だった。つやつやした少年のモデルは誰なのかな。戦闘シーンとか、とにかく男の子っぽくて良い!
展示作品数が多く、充実した展覧会だ。私的には彩色されたものより墨の線画がすごーく好き。1枚「これ欲しい」と思うのがあった。買えないけど。山口さんの「線」は潔い。学生時代の教科書の落書きを見て納得した。この人は天性の絵師だ。
山口さんの絵の情報量の多さは周知の事実だと思うが、とてもじゃないけど1回見ただけでは頭に入りません。要再訪。ふだん展覧会に行かないような人を誘って連れて行ってみたい。図録の予約は入れたが、完成は9月中旬から10月中旬とか(展示室内の方と事務室の方のお話が食い違っていたが、会期終了前には手に入らないという雰囲気だった)。待ち遠しいなー。
コメント (2)
図録、最初は9/2には間に合わせたい、という話だったのだけどやっぱりダメでしたか。
気長に待ちます。
「トップランナー」のライブペインティングは幸運にもその場に立ち会えましたが、スゴイよ!
あの描きっぷりは。最初に筆を入れた瞬間を見た時に鳥肌たちました。いや、大げさじゃなくて。
再放送が木曜深夜(金曜0時台)にあるのでぜひチェックしてください。
わたしは若沖双六が欲しいです。買えないけど。
あとPUMAとのコラポ作品(義経の絵)にも激しく惹かれました!
完成した「続・無惨の介」は今週末に見て来ます。
>山口さんが指輪物語の原画を描いてアニメ化
甲冑とか馬とか山ほど出て来るしねー
ホビット庄なんかもうまく描いてくれそう。
…長々すみません。ついつい熱くなってしまいました(笑)
投稿者: さちえ | 2007年8月29日 23:36
日時: 2007年8月29日 23:36
>さちえさま
TR見逃しましたあぁぁぁごめんなさい!
昨日は残業して食事して帰って、エントリ1個書いてダウンしました...。
テレビは見逃すことが多いから録画のキカイ買おうかなあと、職場の人に話してたところです(録画しても見ないでしょと言われたけど)。
映像検索しようかな。
それより、お世辞抜きですごくいい展覧会でした。
今年のベストいくつに、確実に入るな。
指輪物語、私的にはあれの怖さはゴクリの描写に尽きると思っているのですが、オーランド・ブルームが出た実写版映画なんかでは全然迫力なくてがっかりしたものです。
山口さんなら!
私が欲しかったのは、Takさんも初日のエントリで「今日の1枚」に選んでいらした「判官八艘飛乃圖」。
しびれます。
投稿者: ogawama | 2007年8月31日 08:45
日時: 2007年8月31日 08:45