リチャード・パワーズの邦訳新刊、『囚人のジレンマ』を昨日買った。
囚人のジレンマ
リチャード パワーズ 柴田 元幸/前山 佳朱彦 
5/23(水)発売だと思っていて、仕事休みのその日意気揚々と恵比寿の有隣堂に乗り込んだのだが、店内検索すると「在庫なし」。実際に書店に出回るのは5/24だったらしい。先週は残業が続いたのでコレを売っていそうな大型書店にその後行けなくて(遠回りしてまで行きたくなかった)、昨日また恵比寿の有隣堂に行って平積みを見つけた時は、ほっとしたなあ...。
前置きが長かったが私はリチャード・パワーズが好きであり、彼の作品は翻訳が難しいのか売れないのか(そんなはずは..)なかなか邦訳が出版されず、ファンとしてじりじり待ち焦がれた新刊なのである。
パワーズは現代アメリカ文学を代表する作家のひとりだ。1957年生まれ。ポール・オースターが好きだったため読んだ柴田元幸先生の
ナイン・インタビューズ
ポール・オースター 村上春樹 カズオ・イシグロ 
でその存在を知り、ぶ厚い
舞踏会へ向かう三人の農夫
リチャード パワーズ Richard Powers 柴田 元幸 
を必死に読んでその理知と博識に魅了され、自伝的な
ガラテイア2.2
リチャード パワーズ Richard Powers 若島 正 
で人となりに触れ、
パワーズ・ブック
柴田 元幸 
で未読(未邦訳)の作品がたくさんあることに気付いた。
昨日までグレッグ・イーガンの短編集『ひとりっ子』を読んでいたので(違和感が強くてなかなか読み進められなかった)まだ開いてみていないが、この可愛いピンクの装丁には笑った。デビュー後第2作だから、初々しいところが残っているのかなあ。
同時代の好きな作家としてはカズオ・イシグロがいるが、彼は寡作で作品はほとんど邦訳されており、次回作を気長に待っている。